Exchange Traded Fund(ETF)は、証券取引所で売買できる投資信託であり、株式のように取引が可能です。暗号資産を直接購入する場合と比べ、ETFは投資家にとってより馴染みやすい選択肢となります。スポットXRP ETFは、XRPそのもののリアルタイム価格に連動し、先物やデリバティブではなく現物XRPを保有・追跡するETFです。最近、米国市場では初のスポットXRP ETFが登場しました。
Ripple Labsは、国際送金や資産発行、価値移転のインフラとしてXRPを開発しました。Canary Capitalはティッカー「XRPC」でこのETFを導入し、米国Nasdaqでの上場が承認されています。ローンチ前から、複数の機関向けXRP ETFがDepository Trust & Clearing Corporation(DTCC)の「active or pre-launch」リストに掲載されており、これによりXRP投資商品の機関投資家による導入準備が急速に進んでいます。

出典:https://www.gate.com/trade/XRP_USDT
初日の取引高は3,600万ドル超となり、XRPCへの市場需要の高さがうかがえました。ETFローンチ前後にXRP価格は約6%上昇し、市場の関心が高まっています。CryptoSlateによると、ETFローンチ週のXRP価格は変動し、ボラティリティが拡大しています。新たな機関投資チャネルへの期待が価格上昇を後押ししましたが、同時に相場の変動も増加しています。
Canary Capitalがティッカーシンボル「XRPC」で上場した初のスポットXRP ETFは、XRPの機関投資家および一般層への普及促進における重要なマイルストーンです。ウォレットや秘密鍵の管理に不安を感じる投資家にとって、本ETFは円滑な投資手段となります。ただし、投資判断は慎重に行い、ファンドへの資金流入や規制動向、市場状況を十分に観察することが重要です。XRPやETF投資が初めての場合は、小額から始めてポートフォリオの分散や取引量・価格動向の確認を徹底することを推奨します。今後数か月間で、XRPがBTCやETH ETFのような成長軌道を実現できるかが問われるでしょう。





