イーロン・マスク氏、アメリカ党はビットコインを活用──「法定通貨には希望がない」 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• イーロン・マスク氏は、トランプ大統領と袂を分かつことになった後、「アメリカ党（America Party）」というテクノロジー重視の中道政党を結成する計画だ。
• アメリカ党はビットコインを活用し、また大統領選挙よりも下院と上院の選挙に焦点を当てるという。
• マスク氏は、トランプ大統領の「ビッグ・ビューティフル・ビル」を財政的に無責任と批判し、「債務奴隷法案」と呼んでいる。

イーロン・マスク（Elon Musk）氏の「アメリカ党」は、ビットコインを重視する予定だと同氏がXで述べた。

Fiat is hopeless, so yes

— Elon Musk (@elonmusk) July 7, 2025

マスク氏は、創業したスペースXとテスラの両社が企業準備金としてビットコイン（BTC）を保有するなど、長年にわたって暗号資産（仮想通貨）を支持している。

アメリカ党は「ビッグ・ビューティフル・ビル（Big Beautiful Bill）」をめぐって、マスク氏とトランプ大統領の間で対立が深まったことを受けて結成された。マスク氏は同法案を財政的に無責任だと批判し、「債務奴隷法案（debt slavery bill）」と呼んだ。

マスク氏は、アメリカ党（まだ正式に登録されていない）について、テクノロジー推進、言論の自由の重視、規制反対の立場を取りつつ、その他の政策は中道的な政策を掲げる政党として構想している。

アメリカ党にはまだ公式ウェブサイトがないため、その政治的イデオロギーについては、マスク氏の投稿や支持者によるリツイートからしか知ることができない。

マスク氏はXで、党が結成された際にはすぐに大統領候補を擁立するのではなく、下院と上院の選挙に注力すると述べている。

一方、トランプ大統領は米国時間6日夜、トゥルース・ソーシャル（Truth Social）への投稿で、マスク氏は「レールから外れ」、「列車事故」を起こしたと述べた。