CircleはSeedInvestを分離し、ステーブルコイン事業に集中する

最近、Circleがその傘下のクラウドファンディング事業SeedInvestの売却を検討しているとの報道があります。業界関係者によると、この売却は幾つかの困難に直面する可能性があります。主な理由は、SeedInvestの初期の買収構造に多くの問題が存在し、潜在的な買い手がそれを消化し統合することが難しいためです。

ちょうど前日、Circleは一般投資家向けの取引プラットフォームCircle Investをカナダの暗号通貨ブローカーに売却したと発表しました。契約に基づき、約4万人のCircle Investユーザーは3月末までに新しいプラットフォームへの移行を完了する予定です。同時に、Circleのステーブルコインプラットフォームのサービス機能も新しいプラットフォームに統合される予定です。

Circleの最近の一連の動きを振り返ると、会社が徐々に非中核事業を切り離していることがわかります。昨年の12月、Circleはオフショア取引（OTC）業務を売却しました。当時、会社は2020年にステーブルコイン事業に焦点を当てると発表しました。

この一連の事業売却と再編成の動きは、市場にCircleの戦略的調整への広範な関心を引き起こしました。会社は、事業構造を簡素化し、最も有望と考えるステーブルコイン分野にリソースを集中させているようです。しかし、この"賭け"のような戦略が成功するかどうかは、今後の時間が検証することになります。

暗号通貨業界の急速な変化の中で、Circleのこれらの措置は間違いなく市場に適応する試みを示しています。しかし同時に、コア事業を剥離しながら会社の革新力と市場競争力を維持する方法が、Circleの経営陣が直面する重要な課題となるでしょう。