ビットコインが10万ドルを突破、オンチェーンデータが市場の真実を解明

12月10日市場スナップショット

ビットコイン現価格97,272ドル（ここでちょっとしたエピソード：BTCは24時間で3.39%下落、イーサリアムはさらにひどく7.28%下落）、しかし下落幅を見ても、機関投資家たちは手をこまねいていません。

恐怖・強欲指数は78（極度の強欲）で固定されており、市場のセンチメントは依然として高まっています。先物市場のロング・ショートはほぼ拮抗：ロング48.3% vs ショート51.7%。

大物たちは何をしている？

MicroStrategyの今回の動きはかなり大胆：1週間で21億ドルを投じ、21,550BTCを豪快に購入、平均コストは98,783ドル／枚。現在彼らは423,650BTCを保有しており、世界流通量の2.2%を占めています——間違いなく世界最大の企業BTC保有者です。過去5週間でBTCは40%上昇（7万から10万へ）、同社株価も20%上昇し、年初来で480%の急騰。

オンチェーンウォレットデータが示すものは？

TetherのUSDTウォレットは1.09億を突破、この数字はイーサリアムの1.21億、ビットコインの5,600万すら上回っています。USDTは25チェーンでステーブルコイン市場の97.5%を占め、競合の4倍の規模です。

興味深いのは、小口アカウント（1,000ドル未満）が全ウォレットの46%を占め、そのうち1,870万は残高1ドル未満。Tether公式はこれはバグではなく特徴だと説明——これらの極小アカウントこそUSDTが新興市場へ浸透している証拠だとしています。今年の第1～第3四半期だけで、取引所の訪問記録は45億回、そのうち22.5億回が新興市場から。

取引所が盛り上がる

Coinbaseの取引量は過去最高を記録。Needhamのアナリストは目標株価を375ドルから420ドルに引き上げました。Q4の取引高は4,350億ドル（前四半期比32%増）を見込んでおり、アルトコイン取引が38%を占めています（前四半期は28%）。

SOL、Cardano、Avalancheなどのアルトコインは、過去四半期で取引量が45%増加。リテールユーザーが大量に戻ってきており、この熱狂を牽引しています。

コインパフォーマンス

24時間で最も強かったのは：WLDが21.54%上昇、XRPが13.8%上昇、SUIが12.46%上昇。

まとめ：Tetherの1.09億ウォレットからMicroStrategyの21億ドル買い、そしてCoinbaseの取引量記録更新まで、これらのデータが語るのはひとつのストーリー——暗号資産の制度化が加速していること。ステーブルコインは参入ツールとなり、ビットコインは機関資金をロックし、取引所はこの成長の最大の受益者となっています。