ETHの年間上昇幅が帳消しに、次の展開は？

現状が少し辛い：イーサリアムは火曜日に$3,050に達し、16%の下落で年初の始値$3,330に逆戻りしました。言い換えれば、2025年の上昇分がすべて消えました。8月の高値$4,955から計算すると、すでに33%下落しています。

ベアが猛烈に刈り取り中：昨日の24時間で、全体で$1.7Bのレバレッジ清算が発生し、そのうち$1.3Bがロングポジションの強制清算でした。ETHだけで$484.8Mのロングが清算され、Hyperliquid取引所では単一注文で最大$2,600万の爆損が出ました。この規模は昨年9月22日の波とほぼ同じで、その時も$9.5Bのロングが飛び、ETHは$4,458から$3,825まで下落しました。

テクニカル的にはどんなチャート？：4時間足では典型的なベアフラッグが形成されており、$3,300のサポートを割ると次のターゲットは$2,380、つまりさらに29%下落となります。RSIは極端な売られすぎ水準の18から33まで反発しており、まだリバウンドの余地があることを示しています。

ブル・ベアの見解は？：アナリストのLaguzziは、$2,800-$3,000のゾーンを維持できれば、週足でのWボトムが引き続き機能しており、ウォール街はここを死守する必要があると考えています。一方で、$2,750を割るとダブルボトムは無効となり、一気に$2,200まで下落する可能性があります。

重要な水準：上値の抵抗線は$3,400と$3,700で、これを突破すれば$4,000が見えてきます。下値の生死ラインは$3,000という心理的な節目になります。