Tetherが3億米ドルを投じて金鉱業株を大量購入、USDTの準備資産は変わるのか？

【暗号資産界】USDTの背後にいるTetherが最近大きな動きを見せました——3億ドル超を投じて金鉱業ロイヤルティ企業の株式を買い漁ったのです。狙いははっきりしています。Elemental Altus Royaltiesの株式32%を取得し、Versamet Royaltiesは12.7%、Metalla Royalty & Streamingにも大きく投資しました。

この一連の動きの意味は明白です。彼らの1,000億ドル規模のUSDT準備資産が、米国債から徐々にインフレ対策や伝統的な規制に縛られないハードアセットである金へとシフトしつつあるのです。なぜか？アメリカのステーブルコイン規制政策はずっと変化し続けており、もし新たな規制で金を裏付けとする資産が排除されることがあれば、Tetherが保有するこれらの鉱業ロイヤルティが活躍します——直接金裏付けステーブルコインを立ち上げるもよし、ドル建てステーブルコインが規制で行き詰まった際のPlan Bとして使うもよし、です。

要するに、自分たちの逃げ道を確保しているということです。結局この業界で生き残るのは、事前に布石を打ち、手札を持っているプレイヤーだけなのです。