人々が熊市（ベアマーケット）に対して恐怖や期待を抱く度合いは、自分のアカウント内の現金比率に大きく左右される…

現物をフルポジションで保有し、長期ロングポジションが塩漬けになっている人は、「熊市」という言葉を聞くのが最も怖い…

しかし、90%以上の現金を持ち、うまく利確できた人にとっては、熊市の到来を待ち望む気持ちは、牛市で個人投資家が買いに殺到する時の興奮にも劣らない…

だから市場全体のセンチメントを観察すれば、参加者の現金比率が大体わかる！

牛市で高値を更新しても興奮しないのに、少し調整が入ると極度に盛り上がる場合は、まだ上昇余地があることを意味する…

熊市で安値を更新しても喜ばず、少しリバウンドするだけで極度に興奮する場合は、まだ下落余地があることを意味する…

前者は、まだ大量の現金が買い注文に回る可能性があることを示し、

後者は、まだ大量の保有ポジションが売り圧力となり得ることを示している…