MicroStrategyはMSCI指数から除外されるリスクに直面しており、88億ドルの流出が発生する可能性がある

マイクロストラテジー、世界最大のビットコイン財務保有企業は、そのインデックスから除外される可能性がある決定についてMSCIと交渉中であると、同社創業者マイケル・セイラー氏が水曜日にロイターへ語った。

JPMorganのレポートによると、インデックス提供会社MSCIは1月15日に見直し決定を下す見込みだ。除外が実施され、他のインデックス提供会社も同様の措置を取った場合、マイクロストラテジーは最大88億ドルもの株式流出に直面する可能性があるとJPMorganは試算している。

現在、マイクロストラテジーはMSCI USAおよびMSCI World指数に組み入れられており、パッシブ運用商品（ETFなど）を通じて時価総額の一部がベンチマークに連動している。JPMorganはレポートで、除外された場合、同社のコストや将来的な株式および債務による資金調達能力に疑問が生じると指摘した。

同社がMSCIと協議中か問われたセイラー氏は「我々はそのプロセスに参加している」と述べ、「JPMorganの資本流出に関する数値が正確かどうかは分からない」と付け加えた。

マイクロストラテジーの株価下落について、セイラー氏は同社は常にビットコインより大きな動きをするだろうと語った。「株価はボラティリティが高い。なぜなら会社はレバレッジの効いたビットコインの上に成り立っているからだ。もしビットコインが30%、40%下落すれば、株価はさらに下がる。なぜなら株価は下落するように設計されているからだ」と述べた。

ビットコインは10月に史上最高値の12万6千ドルを記録した後、大幅下落し9万ドル台も割り込んだ。この状況で、マイクロストラテジー株は年初来で37%以上下落している。