前某頭部取引所アメリカ支部の元トップ、Brian Shroderが最近また大きな動きを見せた。彼が共同設立した1Moneyが新たに安定コインのオーケストレーションプラットフォームをローンチした。要するに、自社で準備中のL1決済チェーンの基盤インフラを作ろうとしているのだ。

このプラットフォームの仕組みはかなりユニークで、プラットフォーム手数料は一切かからない。ではどうやって収益を上げるのか？安定コインと法定通貨の交換手数料だけで、使った分だけ徴収する仕組みだ。敷居をできるだけ下げて、より多くの人に自社の決済ネットワークを使ってもらいたい狙いが伺える。

Shroderは経歴も申し分なく、2021年から2023年にかけて某大手プラットフォームのアメリカ事業でCEOを務め、昨年独立して起業した。今のところ、安定コイン決済という分野に狙いを定め、L1パブリックチェーンというレッドオーシャンで自分の領域を切り開こうとしている。成功するかどうかは、今後どれだけエコシステムを構築できるかにかかっているだろう。