多くの人がいきなり新規参入者にコールドウォレットやハードウェアウォレットを勧めますが、私の意見はまったく逆です。仮想通貨を始めたばかりの方は、まずは大手取引所にコインを預けておきましょう。取引所が大きくて中央集権的であるほど、むしろ安全です。

なぜそう言うのでしょうか？

「Not your keys, not your coins（自分の鍵でなければ自分のコインではない）」というフレーズは、いかにもカッコよくて分散型っぽく聞こえますが、正直言って、新規の方にとっては絶対的なルールでもなんでもなく、むしろ落とし穴です。ベテランがこれを信条にするのは問題ありません。彼らは技術を理解し、秘密鍵の管理もでき、フィッシング詐欺も防げます。でも、あなたが入ったばかりでチャートの見方もわからないのに、自分で秘密鍵を管理しろと言われても困るでしょう。助詞フレーズをなくしたり、間違ったチェーンに送ったり、ブラックホールアドレスに送金したり、こうした事故は毎日のように起きています。

むしろ、規制の裏付けがあり、保険制度があり、カスタマーサポートもある大手プラットフォームの方が、新規ユーザーの90％の初歩的なミスを防いでくれます。この業界の仕組みを本当に理解してから、分散型運用を考えても遅くはありません。