今日は小さい資金をどうやって大きく増やすかについて話したいと思います。多くの人が「資金が少ないから上手くいかない」と考えていますが、それはK線が読めないとか、エントリーポイントが掴めないからだと思い込んでいます。でも、長くこの世界をやってきて分かったのは、根本的な原因は技術ではないということです——あなたを止めているのは、心の中の乗り越えられない壁です。

数千元の資金しかない時、口座が少しでもマイナスになると眠れなくなり、ちょっとでも利益が出るとすぐに逃げたくなります。あなたは相場と戦っているのではなく、自分の感情と必死に戦っているのです。こんな状態で下す決断に「相場に順応した戦略」なんてありません。全てはその少ない資金に振り回されているだけです。ポジションを大きく取れないので、資金曲線も自然と頭打ちになります。

本当の転換点はテクニカル面ではなく、あなたがプレッシャーに耐え、メンタルを根本的に変えられるかどうかにあります。自分もあの時期を耐え抜きました。そしてある日、ふと気付いたのです——損失はコストの一部に過ぎないということに。ただの無謀なオールインで「損してもいいや」ということではなく、この論理をちゃんと頭に刻み込むことが重要です。それから自分の状態が全く変わりました——エントリーで手が震えることもなくなり、ロスカットもきっぱり実行でき、値動きで振り落とされることもなく、含み益が出ても焦って利確しなくなりました。大きな相場が来た時、絶対に天底を取ろうとは思いませんが、長期的にはきちんと利益を出せています。

2つ目の壁はさらに見えにくいものです：資金が増えた後は、戦い方を変えなければなりません。自分も昔は何でも手を出していました——小型時価総額の草コイン、流行りのmeme、主要通貨、全部やりました。しかし資金がある程度の規模になると、段階ごとにやるべきことが違うと分かります。今の自分はもう小型時価総額コインに無闇に突っ込むことはほとんどありません。一番極端だったのは、DOGEに1,000万USDTを1つのポジションで入れた時です。今の主な重たいポジションはビットコインやイーサリアムなどの主要通貨が中心です。それは安定しているからではなく、流動性が自分の資金規模を支えられるからです。

大きな資金が最も死にやすいのは、まだ小資金のやり方で草コインに突っ込むことです。自分がハンターだと思っていても、結局は他人の流動性の出口になってしまいます。資金規模が変わった後は、トレードのサイクルも日中の短期売買から、1時間・4時間・12時間のスイングトレード思考にアップグレードしました。以前は速さを追求していましたが、今は正確さを追求しています。以前は頻度で稼ごうとしていましたが、今は構造で利益を取っています。小さい資金を大きく増やした後は、トレードの時間軸も一緒にアップグレードしなければなりません。

結局のところ、あなたが突破すべきなのは市場ではなく自分自身です。今もしどこかの資金帯で足踏みしているなら、それはあなたがダメなのではなく、その壁をまだ本当に乗り越えられていないだけなのです。