最近の相場のリズムは少し「カクついている」——ビットコインは動きたいのに、なかなか下落せず上昇もしない。このような時は最も判断力が試される。次の一手が何なのか、はっきりとわからなくなるからだ。

4時間足を見ると、下落後に調整範囲に入っている。ひとつ注意すべき点は、重心は下に移動しているものの、連続して下値を割り込む現象は見られないことだ。これは何を意味するか？誰かが買いを入れている証拠だ。だから、単に下落と見るよりも、市場が時間をかけて上方の圧力をじわじわと消化していると考えた方が良い。一時間足では典型的な引きつけ合いの展開——反発幅は小さく、調整も長引かず、行ったり来たりしながら修正している状態だ。

今の相場は衝動的に動くのは避けた方が良い。買い急ぎや売り急ぎは損をしやすい。より堅実な戦略は、まず待つこと、次に方向性を選ぶことだ。重要なのは、重要な価格帯での動き次第だ。出来高を伴って上昇基調を維持できるか、あるいは効果的に下抜けて下落を続けるか、これだけが次の相場の方向性を確定させる。曖昧な状況では、様子見が最も安全だ。

具体的な位置：ビットコインは短期的に87200-87700付近で動いている。もし下抜けしたら、目標は86500付近。イーサリアムは2930-2960の範囲で反復しており、下抜けると2880付近を目指す。

重要なのは、出来高の確認を待つこと——出来高がなければ、どんなに見た目のブレイクアウトも偽のブレイクアウトに過ぎない。