2つの中国概念株が世界のBTC保有量トップ20に入り、マイニングへの転換が新たな追い風に

【比推】面白い現象——世界で最もBTCを保有する上位20社の中に、今や中国の企業の顔も見られる。

灿谷（Cango）とNext Technology Holdingの2つの米国上場企業は、それぞれ7419枚と5833枚のBTCを保有し、第16位と第18位に位置している。両者とも海外主体を通じて配置しており、国内の規制枠組みの下で新たな道を切り開いている。

その中でも灿谷のストーリーはよりドラマチックだ。このもともと自動車金融を手掛けていた企業が、2024年に華麗に転身——直接ビットコインマイニングの道に踏み込んだ。Bitmainから大量のマイニングマシンを一気に買収し、計算能力を世界第2の規模である50EH/sの水準にまで積み上げた。買収完了後、実質的な支配権もBitmainの体系に移り、Bitmain系の靳鑫が新たな取締役会長に就任した。これは単なる投資ではなく、BTCインフラの競争に直接参加していることを意味している。

一方、Next Technologyの方は別のアプローチだ。要するに、微商SaaSプラットフォームの悦商グループが上場のために用意したシェル企業で、現在の正社員はわずか8人だ。しかし、その背景は単純ではない——創業者にはQunarの共同創業者戴政が名を連ね、投資側も豪華な顔ぶれだ。姚劲波、Tencent、京東なども出資している。このような軽量な組織形態で5833枚のBTCを配置するのは、効率的な戦略としては独特だ。

この現象は、世界的にBTCエコシステムがますます機関化していく時代において、中国の資本もさまざまな革新的な方法で参入していることを反映している。マイニングに切り込むにせよ純粋なホールディング戦略にせよ、皆がこの世界的な富のゲームに参加しようと工夫している。