損切りは利益を生むこともありますが、そのスピードは常に市場の上昇や下降に左右されるわけではなく、自分自身の心をコントロールできるかどうかにかかっています。

最も心を締め付けられるのは含み損ではなく、こうした経験です——一昨日50万以上の利益を得たのに、陰線一つで全部吐き出してしまった。得たものを失う苦しさは、単純に損をするよりも崩壊感を強く感じさせます。

私も昔は同じようなものでした。口座に含み益があるとすぐに追加でポジションを持ちたくなり、損が出ると無理に耐え続けてしまう。何度も市場に振り回された結果、やっと気づいたのは一つの真理です：損切りの核心は「どれだけ速く」行うかではなく、「どれだけ我慢できるか」にあります。

何を待つのか？本当に確信できる相場の出現や、主力資金の動きのサインを待つのです。正直なところ、多くの人は技術力が足りないのではなく、「手癖」が悪いのです——ちょっと試してみたくて、結果的に何度も失敗し、十回試して十回爆損する。

私が見つけた方法は特に難しいものではありません：

含み益が50%に達したら、すぐに損切りラインをコストラインに移動します。こうすれば、どれだけ市場が動いてもこの取引は損になりません。

利益が倍になったら、大きな部分を確保し、残りの部分は気にしないことです。

結局のところ、ほとんどの人が損をするのは市場のせいではなく、自分の頭の中の悪魔——恐怖、焦り、ギャンブル心、無理に耐え続けること——に負けているからです。これらの破壊力は、チャートの上下の動きよりもはるかに恐ろしいものです。

一夜にして大金を稼ぐ夢を追いかけるのはやめましょう。1日で10倍になるなんて話は魅力的に聞こえますが、実際に役立つのでしょうか？本当に必要なのは、すでに得たお金をしっかりと握り続けることです。チャンスは市場にいつもありますが、元本を失えばもう終わりです。

もし今も「上がったら追い、下がったら慌てる」という悪循環の中にいるなら、必要なのは高度なテクニカル指標ではなく、自分の取引リズムと心構えを整えることです。

この道に近道はありません。ポイントはたったの数つだけです：出るべき時に迷わず行動し、見極めがつかないときはじっと耐え、利益を得たらそれを大切にすることです。