週末の反発は一瞬で終了、BTCは8万ドルの大台を守るも規制の不透明感が続く

【仮想通貨界】週末の反発は賑やかに見えたけど、結局月曜日には勢いが止まった。暗号資産市場全体が誰かに頭を押さえつけられているようで、売り圧力が次々と押し寄せている。

規制の面でも波乱が続いている。ウォーレン議員とリード議員の2人がトランプに関係する金融機関に目をつけ、徹底調査を要求。一方で、60以上の団体が連名でトランプに対し、Tornado Cashの開発者であるRoman Stormへの起訴を取り下げるよう要請した。政策の方向性がこれだけ不安定だと、市場が安定するはずがない。

BTCは先週やっとのことで8万ドルの節目を守ったが、今週もこの付近で揉み合っている。正直、今は興奮できるような好材料は本当にない。ただ、週足レベルで見るとBTCもETHもテクニカル指標がそろそろ売られ過ぎの領域に近づいている。こういう時は、底値を拾い始める人も出てくるものだ——もちろん、更に下落するリスクに耐えられるならの話だが。

今はまさに綱引き状態。強気派は弾薬不足、弱気派もあまり強気に追撃できない。